インプラントの種類
ここでは、国内の歯科医療で使用されているポピュラーなインプラントの種類を紹介します。
■ HAインプラント
- ツイストタイプ -
通常の顎の状態(歯の抜いて、歯ぐきが治っている場合)、 抜歯即時インプラント・ソケットリフトを伴った上顎の奥歯のインプラントなど当院ではほとんどがこのタイプを使用しています。
直径3.75ミリ・・基本的にはこの太さを使います。
直径5.0ミリ・・・臼歯部など顎の幅がある場合に使用します。
■ ブローネマルクインプラント
世界ではじめて、チタンと骨が結合するということを科学的に証明したインプラントです。
36年以上の歴史をもつ、世界で最もポピュラーなインプラントといえます。
●材質・・・チタン/形状・・・スクリュー/形式・・・2回式
■ ストローマン
世界25カ国の歯科や外科など各分野のエキスパートで構成された、国際的研究チームのインプラントです。
比較的シンプルな手術方法が特徴です。
●材質・・・純チタン/形状・・・スクリュー、シリンダー/形式・・・1回法、2回法
■ リプレイスプレイスインプラント
ブローネマルクと同じノーベルバイオケア社から発売されたインプラントです。
先細り形態になっているため、インプラントを埋入する場所も理想に近いところに入れることができます。
●材質 ・・・チタン合金/形状 ・・・スクリュー、シリンダー/形式 ・・・2回法
インプラント基本材料の種類
純チタン
骨との結合性が高く、現在インプラント材料の主流になっています。
チタン合金
純チタンと同様に骨との結合性が高いです。
チタン・ニッケル合金
純チタンに比べると結合性は劣りますが、形状記憶の特性があり自由な形態に復元させることが可能です。
人工サファイヤ
科学名は酸化アルミニウム(アルミナAL2O3)であり、一般鉱物名をコランダムと呼びます。
ケースごとのインプラント治療の種類
歯がたくさん抜けた場合など
歯を失った部分に適切な数のインプラントを入れて、これを土台にして人工歯を取り付けます。
歯が1本だけ抜けた場合
歯のない部分に1本だけインプラントを入れます。
歯が全部抜けた場合
数本のインプラントを入れて固定源をつくり維持する土台を作り、歯を取り付けます。
インプラントの術式の種類
インプラントを埋め込む方法には、手術を1度で終わらせる方法と、2回に分ける方法とあります。
1回法(1パート)
フィクスチャー(歯根部分)とアバットメント(※)がもともと一体になっているものを使うことにより、1回で手術が完了します。
1回法(2パーツ)
フィクスチャー(歯根部分)の上部分を歯肉に出した状態で埋め、数ヵ月後にアバットメントを取り付ける手術方法です。
2回法
フィクスチャー(歯根部分)を埋め込み、歯肉を完全に被せて2度目の手術を行い、切開して、アバットメントを取り付ける方法です。
※アバットメント…土台部分
インプラントの形状の種類
スクリュータイプスクリュータイプ
ネジのようにらせん状になっています。
ネジと同じ要領で、埋め込む穴が小さくて済むうえ、噛む力も強く伝わるのが特徴です。
特に純日本製のアローインプラントはネジの溝が細かく入っているため、土台がしっかり安定します。
また、日本人の生体親和性を持つことが最大のメリットです。
シリンダータイプシリンダータイプ
円筒形になっていて、上から下まで直径です。
こちらも非常にポピュラーな、インプラントの種類です。